以前から気になっていた「キーボード静音化リング」を試してみた。
予想より良かった。
ある程度、静かになる。疲れにくくなるというメリットも
「派手な底打ち音」の静音化に効果アリ
底打ち音が劇的に減る。
ただし底打ち以外の音はほぼ軽減されない。
「底打ちからくる疲れ」に効果アリ
底打ちの衝撃が和らぐ + キーストロークが浅くなってそもそも強く底打ちしなくなるので、指にかかる負担が減る。
筆者の場合かなり満足。完璧に無音にはならないが、打鍵音に気をつかうストレスはかなり減った。つけて良かった。
ただ、夜中に隣室で寝ている人に気をつかうレベルで静音性を求めているなら、そもそもメカニカルではなくもっと静かなキーボードを探したほうがよい。
静音化リングつける前のキーボードはどうだったか
アーキサイト IT-Touch メカニカルキーボード(赤軸)
- 底打ち時にプラスチック同士がぶつかって甲高い音が出る
- 戻り音(キー離したときの「チャッ」)も、底打ち音ほど芯はないけど高い音がする
- スペースキーは特に、パーツ同士の接触音(「カチャカチャ」)(底打ち音ではなく)がする
赤軸は打鍵感も軽くて打ち心地がよいが、筆者の使っているキーボードの場合、打鍵音が気になる。
特に底打ち時。
つけてみた
キートップ外す。
引き抜き工具があると捗る。ないと最初の1個を外すのに苦労する。
キートップ裏面。リング装着前。
装着後。1つずつ手作業でつけていく。
地味にめんどい。
リングつけてキーボードに戻す、の繰り返し。
途中経過。ちなみにメイド・イン・アビス観ながら作業した。
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はい。
これくらい余った。
静音化の性能は?
底打ち音はかなり軽減される
「カツン」といっていたのが、「モコッ」になる感じ。
毛布をかぶせて打楽器を叩いたような、「デッドな底打ち音」になる。
底打ち音以外はほぼ減らない
キーボードによっては底打ち音以外の接触音がする。
キー離し時の「チャッ」とか、パーツ同士のあそびの「カチャカチャ」。
そういう音は軽減されない。
それでも底打ち音がなくなると、体感的にはかなり静かになった感じがする。
打鍵感について
プラスチック同士がぶつかる前に、柔らかい素材が触れるため、底打ちの衝撃がかなり軽くなる
底打ち時の接地感が優しくなり、タイプする時に力を抜きやすくなった。
装着前に比べてタイトな打鍵感になった気がする
リングを装着することで、底打ち時に触れる面積が増えたためかと思われる。
ストロークが浅くなることで、奥まで押し込もうとしなくて済むためか、疲れにくくなった。
衝撃軽減 + タイプが優しくなることで、疲れにくくなりそう。
その他
キートップ外す→せっかくなので掃除→リングつけながらキートップ戻す、で2時間くらいかかった…
作業自体は簡単で単純なのでアニメ見ながらやったのだが、それで時間がかかったかもしれない。
課題
幅広のキー(主にバックスペースキーとスペースキー)がもう少し静かになってくれるとありがたい
今回リングを装着したキーボードの場合、底打ち音以外の音が多い。
これはキーボードに手を加えてどうのというより、もはやキーボード選びから考えるレベル。
リングではなくキーボードの問題。
装着がめんどい
仕方ないw
注意点
キートップを外す時、キートップやスイッチを壊さないよう注意しよう
ねじりながら引き抜いたり、傾けながら引き抜いたりすると、簡単にキートップ側の差込口が割れそう。
こんな人には静音化リングの恩恵は薄そうだと思われる
- キーボードに完璧に無音になってほしい人
- 底打ち対策がすでに施されたキーボードを使っている人
- 底打ち以外の部品同士の接触音を軽減したい人
- 底打ちしないタイピングの人
あとそもそもメカニカルキーボードにしか使えない。
もっと静音性を求めるなら?
キーボード選びから始めたほうがよい。
まとめ
静音化リング自体は結構良かったけど、買う前に自分のキーボードをよく確認することをオススメします。
柴太
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